• 投稿日 2017.3.28 - 更新日 2017.3.28

便秘でうさぎのふんみたい!?その固いコロコロ便の原因と解消法とは?

うさぎのふんの様な固いコロコロ便に、あなたも心当たりがありますか?

固いコロコロ便を、何とか出すことはできても、便秘が解消されたわけではありません。

便秘の女性は、男性の約2倍と言われ、女性ホルモンも大きく影響しています。

病気や不調のサインでもある、コロコロ便の原因と解消法を知り、改善していきましょう。

うさぎのふんが固いコロコロな理由

人の腸の長さは、身長の約5倍と言われていますが、ウサギの場合は体長の約10倍の長さがあります。

肉を食べる動物の腸は、吸収時間が速いため短いのですが、うさぎのような草食動物は、植物の線維を消化するのに時間がかかるので腸が長いのです。

長い腸を移動する間に、便の水分が吸収されて、出てきた時には固いコロコロになります。

人の正常な便とは

ちょうどバナナのような長さと粘度のものが正常とされていて、この形は便が直腸からするりと出てきたことを意味しています。

消化、吸収、排泄のバランスが取れている状態なので、便秘ではなく健康状態も良好です。

通常、健康な人の便の水分量は約70%です。

人の便が固いコロコロ便になる原因

腸の動きが悪い

便は、腸のぜん動運動によって、直腸まで運ばれます。

その時間は、約10時間といわれています。

腸の動きが悪くなると時間がかかるので、便の中の水分が大量に失われて、固いうさぎのふんの様なコロコロ便になります。

食事の中の水分が少ない

食事の時の水分が少ないと、便の中の水分も少なくなり固くなります。

腸の中に、うさぎの様なコロコロ便ができてしまった後で、いくら水分をとってもコロコロ便を柔らかくする効果は期待できません。

腸は第2の脳

腸は、第2の脳といわれるくらい、ストレスに敏感です。

ストレスによって、下痢や便秘になる人が多いのはこのためです。

ストレスが原因で腸の動きが悪くなっても、うさぎのふんの様な固いコロコロ便になります。

心因性の腸炎である、過敏性大腸炎の症状の1つがこのコロコロ便です。

うさぎのふんの様なコロコロ便は病気のサイン

人の便が、うさぎのふんの様に固くてコロコロしていたら、腸が不安定な緊張状態にあることを表しています。

ストレスが原因の、過敏性腸症候群が疑がわれます。

消化器科を受診する人の、約30%に見られる過敏性腸症候群は、先進国の20代から40代に増加しています。

男性には下痢、女性には便秘の症状が多く見られます。

これは、腸管が痙攣を起こすことで便が腸内に滞り、水分がうばわれて固くなって排便が困難になったものです。

この時も、うさぎのふんの様な固いコロコロ便になり、水分量は約60%と言われています。

腸の中が、何かの原因で狭くなっている場合もありますから、早めに消化器系の専門医に相談してみましょう。

便秘のタイプ

便秘は、引き起こしている原因によって、機能性便秘と器質性便秘の2つに分けられます。

どちらも便は、うさぎの様な固いコロコロの状態になります。

機能性便秘

便秘の中で、最も多いタイプです。生活習慣や加齢、精神的ストレスなどによって、腸が痙攣したり働きが鈍くなったりして起こります。

こちらで詳しく説明しています

器質性便秘

潰瘍性大腸炎やクローン病、ポリープなどの腫瘍ができると、腸管内が狭くなり便がスムーズに通過できなくなります。

子宮筋腫の場合も、便の通り道が狭くなって便秘が起こります。

女性の大腸の前には子宮があるので、影響を受けやすいようです。

こちらで詳しく説明しています

女性に特有の便秘

女性ホルモンの影響

女性ホルモンの黄体ホルモン(プロゲステロン)は、大腸の運動を抑える働きを持っています。

排卵から月経までの期間は、黄体ホルモンの分泌が活発になるので女性は便秘しやすくなり、うさぎのふんの様な固いコロコロ便に悩まされることが多いようです。

腹筋の不足

腹筋は、便を外に出すために重要な筋肉です。

一般に女性は腹筋が弱いため、便秘になりやすいと言われています。

ダイエット

ダイエットで食事を制限すると、食物繊維や水分の摂取量も少なくなります。

便の量も、含まれる水分量も減るために、便がうさぎのふんの様な固いコロコロになり出にくくなります。

便意の我慢

仕事で忙しかったり、外出先であったりすると、女性は「家に帰ってからゆっくり」などと、便意を我慢する傾向が強いです。

我慢している間も、腸の中で便の水分は吸収され続けていますから、どんどん固く出にくくなって、うさぎのふんの様なコロコロになってしまいます。

授乳中の便秘

授乳中の赤ちゃんが生後1ヶ月頃では、1日あたり約1.7ℓの体液水分量が、お母さんの体内から消失します。

この量が、毎日何か月にも渡って失われるのです。

失われた体液の水分を補うために、大腸からの水分吸収が促進されて、便は固いうさぎのふんの様なコロコロになり、便秘となります。

うさぎのふんの様な固いコロコロ便の解消法

食物繊維を摂取する

食物繊維は、便秘を解消してくれる食べ物です。

便の量を増やしてデトックス効果もあるキノコ類や豆類の「不溶性食物繊維」、便に水分を加える果物、海藻類、生のこんにゃく芋等に含まれる「水溶性食物繊維」と2種類があります。

どちらもバランスよく摂取することが、うさぎふんの様なコロコロ便を防ぐために重要です。

葉物で食物繊維の摂取量を増やすのは、量が多くなるので大変です。

芋類だと、同じグラム数でも簡単に取ることができます。

サプリメントやダイエットなどで、特定の食材に偏った食物繊維を大量に摂取し続けると、下痢やミネラル欠乏症を起こす恐れがあるので注意が必要です。

腸内の善玉菌を増やす

腸の中には、善玉菌と呼ばれ腸を活性化してくれる、ビフィズス菌や乳酸菌が生息しています。

水溶性の食物繊維は、これら善玉菌の栄養源です。

腸内環境が悪化して腸の動きが悪くなると、便は排出されにくくなり、うさぎのふんの様な固いコロコロになります。

水溶性の食物繊維をしっかり取り、善玉菌を増やして腸内の環境を整えましょう。

便秘薬

うさぎのふんの様な固いコロコロ便をすぐに解消したい時、苦しくて待てない場合は、直腸に直接刺激を与えて頑固な便秘にもよく効き、即効性がある浣腸がおすすめです。

便秘薬の注意点

  • 下剤は依存性が高くなるので、使用には注意が必要です。下剤を日常的に使用していると下剤の依存症になり、腸に本来そなわっている排便の機能が衰えてしまいます。
  • 妊娠中や授乳期は、便秘になっても下剤は使わないように表示されています。妊娠中の赤ちゃんへの栄養はもちろん、乳汁に下剤の成分が混入すると、その母乳を飲んだ赤ちゃんは下痢をしてしまいます。

腹部に刺激を与える

ストレッチや腹部のマッサージはもちろんですが、歩くだけでも刺激になるので、日常の習慣にしましょう。

適度に腹筋を鍛えることも、腸を持ち上げて動きを活発にするので、うさぎのふんの様な固いコロコロ便になるのを防いでくれます。

水分を取る

うさぎのふんの様な固いコロコロ便を柔らかくするには、水分の補給が重要です。

毎日2Lの水を飲むように、習慣づけましょう。

まとめ

固い便はスーパー便秘と呼ばれるレクシトールを誘発したり、肛門に傷をつけて痔の原因にもなります。

便さえ柔らかければ、新たな疾病を招くこともありません。

便秘という排便障害の1つである、うさぎのふんの様な固いコロコロ便を改善して、気持ちも体もすっきりと爽やかに過ごしましょう。

 

参考サイト

ホノミ漢方 剤盛堂薬品株式会社

日本ケミファ株式会社

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