キトサンが癌を予防!癌治療の副作用の軽減にも効果大!
癌と戦ってくれるのは、免疫細胞(白血球)ですよね。
薬物などで癌の治療を始めると、免疫力が下がってしまいます。
癌細胞も抵抗力を持っていて、免疫細胞の力を弱めてしまうことも分かってきました。
今、予防でも治療でも、免疫力を高めてくれる「キトサン」が大注目されています!
癌細胞は免疫の攻撃に抵抗する
癌細胞は、免疫の攻撃から逃れるような動きをするそうです。
最近の研究で、癌細胞は免疫細胞の正常な攻撃を、妨げることが分かってきました。
免疫細胞は、癌細胞を攻撃しますが、攻撃される癌細胞も無抵抗ではないんですね。
このことが、癌の発症の引き金になることもあります。
キトサンの癌予防に注目!
キトサンが癌の予防で注目されるのは、免疫力をアップさせるからなんです。
キトサンが癌細胞を取り込むと、これに免疫細胞が強く反応して体中の免疫力を向上させ、癌を押さえる効果を高めます。
手術後の回復力も、強めてくれる効果があるといわれています。
癌予防の他にも多くの効果
健康維持のために、キトサンを健康食品として飲んでいる人は多いですね。
キトサンを摂取しておけば、肝機能が活性化されて、アルコールによる二日酔いを予防することが知られています。
腸内の悪玉細菌が、キトサンに取り込まれて排出されるので、便の臭いを軽減する作用もあります。
高いコレステロール値を下げる、高血圧、便秘などにも効き目があるようです。
キトサンでデトックス
キトサンといえば、カニの甲羅が思い浮かぶほどですが、意外にもキトサンは食物繊維。
マイナスイオンである、体内の重金属や悪玉コレステロール・ウイルスなどを、プラスイオンのキトサンが吸着して、体外に排出してくれるのだそうです。
数ある食物繊維の中で、プラスのイオンを持つのはキトサンだけ。
いろいろな物質を取り込みながら、腸の中を進んでいくのだそうです。
キトサンの種類
キチン・キトサンとの違い
キトサンは、キチン・キトサンと記載されていることもあります。
「キトサン」は「キチン」を精製してできる物質なので、効用は同じです。
原料を加工する前がキチン、加工後がキトサンともいわれていますが、同じ意味で使われることも多いようです。
水溶性キトサン
健康食品として加工処理された、キトサンのことです。
キトサンは、主にカニの殻を原料にしてつくられる、動物性の食物繊維です。
そのままでは、水に溶けにくく消化もしにくいので、加工が必要になります。
水溶性キトサンは、錠剤・カプセル・粉末などで、健康食品として市販されています。
キトサンの飲み方
健康食品として市販されている中では、ダイエットを目的に販売されているものが多くあります。
この場合は、キトサン以外の成分も多く含まれています。
治療で薬を服用中であれば、他の薬との相性や副作用などにも考慮が必要になります。
免疫力の向上が目的であれば、キトサンの含有量と、原料の由来が明示されているものが安心です。
キトサンは、脂溶性ビタミンを排出させる働きも持っています。
ですから、長期間の使用はできるだけ避け、服用中はビタミンを補給するようにしましょう。
アレルギー体質の方は注意が必要です。
カニやエビなどにアレルギーがある人は、カニ由来のキトサンを使うことができません。
これらが含まれていないかを、十分に確認してから摂取しましょう。
イカの中骨や、キノコを原料にした植物性のキトサンも販売されています。
自分の体質に合った、キトサンを使用しましょう。
キトサンの原料3種類
市販されているキトサンの原料は3種類です。
- エビやカニ
- キノコ
- イカの中骨
エビやカニ由来のキトサンは、缶詰加工で分別された殻などの原料が手に入りやすいので、単価もお手頃に設定されています。
きのこのキトサンも、比較的手に入れやすいようです。
イカの中骨は原料が手に入りにくく、お値段も高くなっています。
キトサンの「好転反応」に注意
キトサンを摂り始めると、一時的に下痢や便秘・湿疹・倦怠感などが起こることがあります。
これは、漢方でいわれる「好転反応」で、薬により引き起こされる副作用とは別のものです。
好転反応は、有効な成分で細胞が活性化されたために、悪い個所が一時的に更に悪くなる状態です。
悪い部分が排出された後に、効果があらわれて来るといわれています。
キトサンまとめ
健康食品の効果を期待するあまり、治療と予防を混同してしまうことがありませんか?
健康食品は、病気のリスクを減少させることが目的なので、治療ではないということを十分に理解して利用したいもの。
自分に合っているかなど、心配なことは何でもお医者さんに相談してからが一番安心ですね。