クーパー靭帯は切れる前に鍛えることはできる?切れたら戻す方法はある?
バストのカタチを美しく保つ、クーパー靭帯とはどんなもの?
このクーパー靭帯は、バストのカタチとどういう関係があるのでしょうか。
また、クーパー靭帯の鍛える方法、切れたら元に戻すことはできるのか、など気になるところをまとめてみました。
クーパー靭帯とは?
クーパー靭帯とは、バストを支える体の組織です。
バストは「乳腺」「脂肪」「クーパー靭帯」からできていて、クーパー靭帯はバストを吊り橋のように支える働きをしているコラーゲンの組織です。
このクーパー靭帯がバストを支えているので、ハリのある美しい形のバストのカタチを保つことができるのです。
クーパー靭帯が切れるとバストを支える力を失い、バストが垂れたり離れたりしてしまうのですね。
クーパー靭帯が切れる原因
では、このクーパー靭帯が切れる原因は何なのでしょうか?
大きく2つの原因があります。
バストを保護しない激しい運動
クーパー靭帯が切れる原因の一つとして、激しく揺さぶる運動をすること、があります。
外部からの刺激を受け、クーパー靭帯が伸びてしまったり切れたりすることになります。
運動をする際には、バストが自重で伸びてしまわないように保護して、運動することがよいでしょう。
加齢による結合組織間のゆるみ
人間のカラダは加齢によって結合組織間がゆるんでいきます。
クーパー靭帯も同様に加齢によって結合組織がゆるんだり、切れたりすることでバストが垂れさがってしまう原因になっています。
クーパー靭帯が切れたら元に戻すことはできない?
切れたクーパー靭帯を元に戻す手段はあるのでしょうか?
結論からいうと、クーパー靭帯は切れた場合、元に戻すことはできません。
では、クーパー靭帯が切れないように鍛えることはできるのでしょうか?
こちらも、結論からいうと、クーパー靭帯を鍛えることはできません。
ですが、クーパー靭帯が伸びてしまっただけであれば、周りの筋肉の支えなどによってそれ以上伸びたり切れたりすることを防ぐこともできるようです。
ですから、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしないように、普段の生活から気を付けるようにしておくことが大切です。
クーパー靭帯が切れないように予防しましょう
クーパー靭帯が切れないように予防するためには具体的に何をすればよいのでしょうか。
シーンに合わせたブラジャーを使用する
クーパー靭帯は、自重によって引っ張られることで伸びたり切れたりしてしまい、元に戻すことはできません。
ですから、伸びないようにブラジャーで保護して、伸びきってしまう状態から守ってあげることが必要です。
例えば、運動をするときはバストが揺れないように、スポーツブラでしっかりと固定してあげましょう。
また、就寝時はナイトブラを着用して、横ずれしないように固定しておきましょう。
コラーゲンを補充する
クーパー靭帯を構成している成分は、コラーゲンなんです。
クーパー靭帯が切れたり、伸びたりする原因の一つに加齢による結合組織のゆるみがあると言いましたが、コラーゲンの補充をすることによるクーパー靭帯の組織を正常に保ち、保護することができるのです。
コラーゲンの摂取方法は、コラーゲンたっぷりの料理を意識的にとることですが、日々の生活の中で常にコラーゲンたっぷりの料理を取り続けるのは難しいです。
ですから、コラーゲンが沢山入っているドリンクから摂取するのがよいでしょう。
クーパー靭帯が切れたら、筋肉を鍛えてバストを元に戻す
クーパー靭帯は一度切れたら元に戻すことはできないといいました。
じゃぁ、バストのカタチも元も戻すことはできないんじゃないの?と思いますよね。
クーパー靭帯自体が切れたらたしかに元に戻すことはできませんが、つり下がったバストは筋肉を鍛えることで元に戻すことはできます。
それは大胸筋や小胸筋を鍛えることです。
よくテレビやネットでバストが垂れないように大胸筋を鍛えることを進めていますよね。
なので、大胸筋を鍛えることでバストが垂れるのを防止できるということはなんとなくお分かりになると思います。
バストを支えているのはクーパー靭帯だけではなく、大胸筋や小胸筋などの筋肉でも支えているのです。
ですから、大胸筋、小胸筋を鍛えることで、美しいバストのカタチに戻すことができるのです。
腕立て伏せなどで大胸筋を鍛えることによって、バストを支える力をクーパー靭帯だけでなく筋肉にも分散することになり、クーパー靭帯が切れることを予防する効果もあるのです。
まとめ
いかがでしたか?
美しいバストのカタチを維持するためには、バストを吊り橋のように支えているクーパー靭帯の存在が重要です。
クーパー靭帯は一度伸びたり、切れたりしてしまっては元に戻すことが難しく、鍛えることもできません。
そして、クーパー靭帯が伸びたり切れてしまうと、バストが垂れ下がったりしてしまいます。
これを防ぐためには、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしないように、運動する際はスポーツブラをつける、寝る際にはナイトブラをつけてバストが不要に引っ張られることを防ぎましょう。
また、クーパー靭帯の主成分であるコラーゲンをドリンクから摂取したり、クーパー靭帯以外にバストを支える役割をもつ、大胸筋、小胸筋を鍛えることも重要です。
筋肉とクーパー靭帯の両方が支えあうことで美しいバストを維持し続けることができるのです。