• 投稿日 2017.7.14 - 更新日 2017.7.15

原発性不妊症も続発性不妊症も、早めの検査と原因特定が子宝への近道です!

あなたも、原発性不妊症や続発性不妊症じゃないかと、悩んでいませんか?

なかなか妊娠の兆候がない場合は、生殖器の状態、生活環境などが原因のことが珍しくありません。

原発性不妊症、続発性不妊症などの不妊症には、原因特定と検査が重要です。

今回は、検査の方法や原因に沿った治療法について、詳しくお伝えしていきます。

 

不妊症の定義

次の点に全て当てはまると、不妊症と診断されます。

  1. 男女ともに健康であること
  2. 避妊をしていない
  3. 1と2の状態で、セックスをしても1年間妊娠しない

不妊症だと自然に妊娠することが難しくなります。

妊娠を希望するなら、早めに医療機関で検査、治療をしたほうが可能性は高くなります。

不妊症にも種類があり、過去の妊娠経験の有無で分けると「原発性不妊症」と「続発性不妊症」の二つがあります。

一度も妊娠、出産をしたことがない場合は「原発性不妊症」、過去に出産経験があり、次の妊娠が困難な場合を「続発性不妊症」といいます。

 

原発性不妊症と続発性不妊症

原発性不妊症(ゲンパツセイフニンショウ)

健康状態の良い夫婦が、排卵日前後にセックスをしても、一度も妊娠しない不妊症です。

1年以上妊娠の気配がないなら、医療機関を受診したほうが良いでしょう。

続発性不妊症(ゾクハツセイフニンショウ)

過去に妊娠・出産の経験があるにも関わらず、次の妊娠の兆候がない不妊症です。

続発性不妊症の原因は、過去の妊娠~出産時期に大病などを患った、ホルモンなどの変化、男女ともに加齢などが原因だといわれています。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の原因は、過去の妊娠経験の有無によって多少変わりますが、共通した原因も多くあります。

原発性不妊症、続発性不妊症の原因をみてみましょう。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の原因は?

原発性不妊症、続発性不妊症は妊娠の有無の違いはありますが、妊娠までの過程に問題があるのは共通原因です。

原発性不妊症、続発性不妊症の原因

妊娠には、排卵 → 卵管の疎通性(卵子と精子が接触する)→ 受精→着床、という工程をクリアし、卵子、精子に異常がないことが必要です。

原発性不妊症、続発性不妊症には、卵子、精子や妊娠までの過程に問題が生じていることが多く、医療機関での検査や、医師の的確な指導を受けた方が、妊娠の可能性は高くなります。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の主な原因を男女別に挙げてみましょう。

女性の不妊原因

排卵障害

多嚢胞卵巣症候群、高プロラクチン血症などが原因で無排卵、規則的な排卵がないなど排卵障害が起きます。

 

卵管に問題がある

病気や炎症で卵管が狭くなったり、詰まることで妊娠しにくい状態になり、受精が難しくなります。

卵管は二つあるので、一つが正常なら自然妊娠の可能性もあります。

 

着床障害

子宮に異常があると、着床が阻害されます。先天的な子宮の変形、子宮内膜の未熟、子宮筋腫などが着床障害になります。

時にはガンなど深刻な病気が隠れていることもあります。

 

男性の不妊原因

造精機能障害

精子をつくる陰嚢、精巣がうまく働いていません。

男性の不妊原因の70~90%を占めており、無精子症、乏精子症、精子無力症もこの造精機能障害が原因です。

 

精路通過障害

精子の通る精管が何らかの原因で塞がれている、詰まっている状態です。

先天的な精管欠損、異常が理由に挙げられます。

 

性機能障害

勃起不全(ED)、膣内射精障害などで射精が困難な状態です。

 

男女共通の不妊原因

原発性不妊症、続発性不妊症は男女共通の原因もあります。

 

抗精子抗体

精子を異物と体が判断してしまい、抗体が精子を排除してしまいます。

抗精子抗体の解明はされていません。男性、女性に抗体がある可能性があります。

 

性感染症

クラミジア、淋病などの感染経験がある方は、生殖器に異常が出る可能性があります。

 

生活の環境・習慣

ストレス、食生活の偏り、運動不足などが妊娠を妨げていることもあります。

原発性不妊症、続発性不妊症の方は生活を見直してみましょう。

 

加齢

結婚年齢が高い傾向にあり、出産年齢も高くなっています。

卵子、精子の質も加齢が原因のひとつです。

 

不明

検査をしても不妊の原因が発見できない場合もあります。年齢が高いほど、原因不明の不妊症も増加するといわれています。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の原因は多岐にわたります。

年齢が高い夫婦ほど早い段階で、受診することをおすすめします。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の検査

不妊症の検査は夫婦で行う方が、原因に沿った治療方針が立てやすいメリットがあります。

可能なら夫婦で検査を受けましょう。

検査方法

基礎体温

基礎体温と一緒に月経、セックスした日、体調などを記入すると、より体の状態が詳しく分かります。

受診前に自分で基礎体温を記録しておくと良いでしょう。

 

ホルモン値検査

採血し、ホルモンバランスを調べます。

 

子宮卵管造影検査

造影剤とカテーテルを使い、卵管の状態を調べます。

 

ヒューナーテスト

セックス後に行う検査です。

子宮と膣をつなぐ頸管から分泌される頸管粘液や、精子の運動状態を調べます。

自然妊娠、タイミング療法が可能かを判断する基準にもなります。

 

超音波検査

子宮の異常、卵胞の状態などを調べます。

子宮内の状態が分かるので、頻繁に行われます。

 

クラミジア検査

クラミジアの感染の有無や、過去の感染も分かります。

女性は感染しても自覚症状がないことも多く、完治しても卵管の変形、卵管留水腫などの炎症を起こし、不妊につながります。

クラミジアは夫婦間で感染する可能性が高いので、一緒に検査、治療をすることが望ましいです。

 

精液検査

精子の状態を調べます。無精子症、乏精子症、精子無力症などもこの検査で分かります。

 

基本的な検査は以上ですが、不妊の原因がはっきりしない時は、さらに詳しい検査をすすめられることもあります。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の治療法

治療はタイミング療法から始まり、段階的に高度な治療法にステップアップする方法が一般的です。

 

タイミング法

排卵日を正確に予測して、その日にセックスを行う方法です。

 

排卵誘発法

無排卵やタイミング療法で妊娠できない場合、次の治療法として行われます。

飲み薬と注射薬の二種類があります。

 

人工授精

排卵日のタイミングに合わせて、採取した精液を子宮に注入します。

 

体外受精

卵子と精子を採取し、培養液の中で受精させます。

受精卵になると子宮に戻します。

 

原発性不妊症、続発性不妊症の検査や、治療は直接的に妊娠を補助してくれます。

ですが、保険が適用されず、高度な治療は高額になります。

どんな検査や治療を行うかは、夫婦でしっかり話し合いましょう。

 

生活の見直しも大切!

原発性不妊症、続発性不妊症は普段の生活習慣の見直しも大切です。

ストレス、栄養の偏り、血行不良、運動不足は男女問わず、出来るだけ解消しましょう。

アルコール、喫煙も量を控える、止めることが望ましいです。

 

妊娠に不可欠な栄養素を意識的に摂ることも大切です。

リジン、アルギニンなどはホルモンの働きを助けます。

女性はたんぱく質、鉄不足に注意しましょう。

 

 

まとめ

子宝は夫婦の協力が必要です。

原発性不妊症、続発性不妊症の方は、家族計画は夫婦で話し合い、夫婦が幸せになれる状態を確認しながら、不妊治療に臨みましょう。

関連記事