• 投稿日 2017.5.5 - 更新日 2018.3.2

【イネ科の花粉症】長引く花粉症はハルガヤ花粉症かも?対策はこれっ!

出典:芝地の雑草の見分け方と防除

花粉症の多くはスギが原因ですが、シーズンを終えても症状がおさまらない場合は、ハルガヤ花粉症の可能性があります。

イネ科の花粉症、ハルガヤ花粉症の時期や特徴を知って、しっかり対策をしていきましょう!


 

ハルガヤとはどんな植物?

牧草用に、明治時代に輸入された外来植物です。

ハルガヤの原産地は、ヨーロッパです。

繁殖力が強く、荒れ地でも育ちます。

そのため、野生化し全国各地で自生しています。

ハルガヤの生態と特徴

  • 分類:イネ科ハルガヤ属
  • 生息地:全国各地の道端・公園・空き地などどこでも
  • 背丈:20㎝~50㎝
  • 開花時期:3月~9月(ピークは5月~8月)
  • :白く小さい。乾燥させるとバニラのような甘い芳香がある
  • 花粉の飛ぶ範囲:数百メートル圏内
  • 花粉の飛ぶ時間帯:早朝~午前中、晴れた日は朝10時ごろがピーク、曇った日は昼11時~12時ごろまでとピークがずれ込む

ハルガヤはイネ科のため、見た目は小麦や米と似ています。

ハルガヤは花粉の出す量が多く、飛散範囲が狭くても油断は禁物です。

 

ハルガヤ花粉症の特徴

他のイネ科の、花粉の飛ぶ時期は約3カ月です。

ですが、同じイネ科のハルガヤは、3月~9月と長期間です。

ピークは5月~8月のため、スギの時期が過ぎても症状がある場合、ハルガヤが原因かもしれません。

また、ピークの時期が、地域によってはスギとも重なるため、原因がハルガヤかスギが分からない場合もあります。

ハルガヤ花粉症の症状

  • くしゃみ
  • 鼻の症状:鼻水、鼻づまり
  • 目の症状:充血、かゆみ、痛み
  • 喉の症状:喉のかゆみ、痛み、腫れ
  • 耳の症状:耳なり、かゆみ、
  • :肌荒れ、蕁麻疹、湿疹
  • その他の症状:咳が出る、倦怠感、悪寒、頭痛、腹痛

ハルガヤは、一般的な花粉症の症状と同じですが、人によっては頭痛、腹痛、蕁麻疹などの症状が出ることがあります。

なかでも、ハルガヤ特有の症状と、イネ科植物に共通して起こる可能性のある症状には、注意すべき点があります。

 

厄介なハルガヤ特有の花粉症状とイネ科の花粉症状

ハルガヤ特有の花粉症状:喘息

ハルガヤの花粉症状のひとつに、咳が出る症状があります。

咳は放置しておくと、喘息を引き起こす場合があります。

特に、子供は喘息に発展しやすいため、要注意です。

もし、お子さんがハルガヤの開花時期に咳をしていたら、早めに病院を受診した方が良いでしょう。

また、ハルガヤは喘息以外にも、他のアレルギーのきっかけになる場合があります。

早めの予防・対策が、症状の進行を止めるためには大切です。

イネ科の花粉症状:連鎖的症状と食物アレルギー

ハルガヤを含めイネ科の植物には、一種類のイネ科の花粉症になると、他のイネ科の植物の花粉症を発症する場合があります。

イネ科のアレルギー検査をしておくと、予防や対策に役立ちます。

カモガヤ、コムギ(属)、アシ、ギョウギシバ、ホソムギなど、他9種類の検査が可能です。

イネ科の植物は、種類が多いのが特徴です。

ハルガヤの他にも、イネ科の植物が雑草として自生しています。

 

イネ科の植物は種類が多く、大きく分けてピークが、5月~6月と、8月~9月の2回あります。

ハルガヤ以外のイネ科の植物は、以下のものが代表的です。

  • :ホソムギ
  • :カモガヤ、ムギ、シラゲガヤ
  • 夏~秋:イネ、アシ、ススキ

イネ科の場合、その植物を食べるだけでも、症状が出る場合があります。

米、小麦、他のイネ科の食べ物にも注意しましょう。

  • パン・フライ・天ぷら・うどん
  • 小麦の添加された食品(カレー・シチューのルー、ホワイトソースなど)
  • トウモロコシ、コーンスターチ
  • スナック菓子、ケーキ、クッキー、おせんべい、まんじゅうなどの皮
  • 米油、コーン油
  • 麦茶、ハトムギ茶
  • アルコール(ビール、ウィスキー、ハイボール、日本酒)
  • 醤油

口腔アレルギー症候群(OAS)

他に、イネ科のたんぱく質成分と似ているため、アレルギーを起こす食物があります。

特に、口の中のかゆみ、腫れを起こすものを口腔アレルギー症候群(OAS)といいます。

以下の食べ物には、注意が必要です。

  • メロン
  • スイカ、
  • トマト
  • キウイ
  • オレンジ

自分の症状や状態を見極めて、食べ物の選択をしましょう。

 

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの危険性

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

アナフェラキシーとは、花粉などのアレルギー物質を吸う、食べる、接触したとき、急激なアレルギー症状が全身に起きることです。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、特定の食品を食べた後に運動すると起こるアナフェラキシーです。

発疹、喘息、吐き気が起こり、意識の低下、血圧低下状態になると、アナフェラキシーショックといいます。

テニスなど激しい運動で起こりやすいですが、ウォーキング程度でも食物依存性運動誘発アナフィラキシーが起こる場合があります。

食物依存性運動誘発アナフィラキシーの予防・対策

アレルギーの原因となる食べ物を食べない、食べたら運動は食後3時間はあけましょう。

発症した場合は、速やかに病院へ行くか、処方された抗アレルギー薬を飲んで安静にしましょう。

ハルガヤなどの、イネ科の植物の花粉症の方は、一度食物アレルギーの検査もしておくと安心です。

 

ハルガヤ花粉症の対策

厄介なイネ科植物のハルガヤですが、地道に行う予防と対策が大切です。

家の中での対策

  • 家の周囲に草むら、水田、山などがある場所では窓を閉める
  • 掃除はこまめに
  • 衣服についた花粉を家に持ち込まない
  • 空気清浄器の活用

地道ですが基本的なことが、効果があったりするものです。

外での行動

  • マスク、メガネは必須
  • 草むら、水田などが近い場所で運動をしない
  • アウトドアなどのレジャーには注意し、抗アレルギー薬を携帯する
  • 外出は午後から

ハルガヤやイネ科の花粉症の場合、外での行動に注意し、予防をしっかり行いましょう。

花粉から体をガード

  • 周囲のハルガヤを除草
  • 花粉症用メガネを着用
  • 挿入型マスクの使用
  • 油性クリームを塗る

挿入型マスクは、マスクといっても使い方と形は、まさに鼻栓です。

外側に見える部分は透明で、目立たなくなっています。

女性は、少し抵抗があるかもしれませんが、普通のマスクよりも効果は高いです。

恥ずかしい方は、マスクをして隠してしまいましょう。

そして、防御効果をアップしてくれるのが、油性クリームです。

ワセリンなどのベタベタした油性クリームは、目、鼻の周り、鼻の中に塗っておくと、特有の粘着力で体に侵入する前に花粉をくっつけてしまいます。

関連記事⇒春の訪れ鼻のムズムズ・目のかゆみ。花粉症はヴァセリンで乗り越える!

喉の痛みにはコーヒー?

喉の痛みにコーヒーが、緩和してくれる場合があるようです。

あくまでも、対処法のため治療ではありませんが、試してみるのも良いかもしれません。

乳酸菌の摂取

アレルギー症状に、乳酸菌が有効だといわれています。

発酵食品や乳酸菌サプリメントなどを、利用してみましょう。

 

ですが、どの方法も、自分の体調・症状に十分注意して行ってください。

 

まとめ

ハルガヤなどイネ科の植物の花粉症は、他のアレルギーを起こしやすく注意が必要です。

症状が出ていない方も、土地柄に合わせて花粉症対策をするのがおすすめです。

地道な予防や対策も、出来る範囲から始めましょう。

また、一人で抱え込まないことが大切です。

医療機関も利用して、少しでも気持ちの良い日を送れるようにしましょう!



 

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