頻発月経でも妊娠できる可能性は?あるっ?!治療や対処法を調べました!
あなたも、1ヶ月に2回生理が来る「頻発月経」ですか?
頻発月経は、妊娠できる可能性が低いと言われてます。
ですが、あなたが妊娠を希望するなら、今からお伝えすることが参考になるかもしれません。
今回は、頻発月経でも妊娠できる、治療や対処法をお伝えしていきます。
頻発月経とは?
生理のことを「お月のもの」と表現するように、通常の生理は月に1回で、月経の周期の通常範囲は、25〜38日と言われています。
周期が38日以上あったり、数ヶ月に1回だったりのものを「稀発月経」と言います。
周期が25日よりも短く、1ヶ月に2回も月経がある場合もあるような、頻繁に月経が起こることを「頻発月経」と言います。
生理の周期の話を、友人同士でもあまりすることはないですよね。
妊娠を希望していても、なかなかできないので産婦人科を訪れ、初めて自分が頻発月経だったとわかる人もいるようです。
頻発月経にも、二種類あります。
排卵性頻発月経
排卵はあるけれど、周期が短い月経です。
排卵があるので、妊娠できる可能性があります。
しかし、排卵後の期間が短いと受精卵が育ちにくいので、妊娠を継続できる可能性が低くなってしまいます。
無排卵性頻発月経
短い周期で月経は起こるけれど、排卵していない場合です。
無排卵の場合、妊娠できる可能性はありません。
無排卵の月経を3周期以上放置していると、自力で排卵できなくなることがあります。
早期に治療が必要です。
頻発月経の症状
頻発月経の症状は、いくつかありますが、代表的なものを挙げます。
- 周期が25日より短く起こる月経
- 不安定な月経周期
- 妊娠しづらい
- 不正出血
- 頻繁な出血による貧血
原因によって、出てくる症状は変わって来ますが、体が健やかに機能していないと妊娠できる可能性は通常よりも低くなります。
そもそも、ウサギなど動物は、受精すれば妊娠できる可能性は90%とかなり高いです。
しかし、人間は正しい時期に受精したとしても、妊娠できる可能性は20〜25%。
妊娠するということは、とてもラッキーなことなのですね。
もし、自分が生理周期の短い頻発月経だと思ったら、妊娠できる可能性が低くなるかもしれないということを認識しましょう。
妊娠を希望する人は、対処法などをチェックしてください。
頻発月経の原因と妊娠できる可能性
頻発月経の原因は、いくつか明らかになっています。
妊娠できる可能性とともに、見てみましょう。
子宮筋腫
筋腫があると、不正出血なども起きるので、月経が何回も起きているように見えます。
また、筋腫によって子宮の中がでこぼこになると、月経中に子宮内膜が綺麗に剥がれないので、ダラダラと10日以上出血が続くこともあります。
筋腫のできた場所や大きさによって、受精卵の着床が難しくなる場合があります。
妊娠できる可能性は、健康な子宮の持ち主よりは低くなります。
早めに医療機関を受診したほうが良いですね。
子宮がん検診などでも、チェックをお願いしてみましょう。
卵巣機能の低下
加齢などで卵巣機能が低下すると、排卵が遅くなったり、未熟な卵子のまま排卵したりする原因になります。
排卵が正常に起こらないと、妊娠できる可能性は低くなります。
加齢が原因なら仕方ありませんが、何らかの病気で卵巣機能が低下してしまっている可能性もあります。
妊娠を希望している場合は、排卵があるかどうかを婦人科にて検査してみましょう。
ホルモンの乱れ
乱れた食生活や生活週間、強いストレスなどで、ホルモンバランスが乱れたりします。
ホルモンバランスが崩れると、排卵に必要な卵胞ホルモン(プロエストロゲン)や、子宮内膜を厚くする黄体ホルモン(エストロゲン)が正常に分泌されません。
そうすると、妊娠できる可能性は、低下してしまいます。
卵胞期機能不全
何らかの原因で、卵胞期が短くて、生理周期が短くなる場合です。
短期間では、健康な卵子が排卵されないので、受精しづらく、妊娠できる可能性は低くなります。
黄体期機能不全
何らかの原因で、受精卵を待ち受けるために子宮内膜を厚くする期間が、短くなっている場合です。
子宮内膜が未熟なので、着床しづらく妊娠できる可能性が低くなります。
また、着床しても流産しやすくなったりします。
更年期
閉経の数年前から、更年期に入ります。
閉経が近づくと、卵巣機能が低下して、早期排卵してしまい頻発月経が起こります。
妊娠を希望している場合は、医療機関に相談すべきですが、年齢的にもう子どもを望まない場合は、そのままにしておいてもよいでしょう。
頻発月経だと妊娠できるの?
お伝えしてきた通り、頻発月経だと妊娠する可能性は低くなります。
しかし、不可能ではありません。
妊娠を希望している人は、まず自分が頻発月経かどうかを確認し、もしそうなら、婦人科や医療機関を訪ねましょう。
原因によって、治療法は様々です。
頻発月経が原因で、なかなか妊娠しなかった場合は、適切な治療を早期に行うことで、妊娠の可能性は高くなっていくでしょう。
頻発月経の治療や対処法
現在行われている、頻発月経に対する対処法や治療をご紹介します。
基礎体温
これは、女性のリズムを知るためには、欠かせないものですね。
基礎体温をつけて、排卵を促す卵胞期(低温期)と、子宮内膜を厚くする黄体期(高温期)が適切な期間でサイクルが回っているか、観察しましょう。
婦人科でも、初診時に基礎体温をつけていなかった場合は、3周期ほどつけてみましょう、と言われることもあります。
治療をすぐに始めたい場合は、日頃から基礎体温をつけていると、自分の体調管理にもなりますし、いいですね。
生活リズムを整える
妊娠できるかどうかの、可能性のためだけではありません。
食生活や生活リズムを整えておくことは、頻発月経のためだけでなく、大事なことです。
妊娠を希望している場合、妊婦でいる時も、出産後赤ちゃんを育てている時も、食生活と生活リズムは整えておかなくてはいけません。
女性として、乱れた生活を正しておきましょう。
ストレスをなくす
今の生活で、強いストレスを感じているとわかっている場合、ストレスを解消する方法を見つけましょう。
一時的なものであるなら、ストレス発散程度で良いですが、「もう会社が嫌だ」など、ぬぐいきれないストレスがある場合は、原因を取り除くことも大事です。
強いストレスは、ホルモンバランスを乱し、頻発性月経を起こすだけでなく、体に大きく負担をかけてしまいます。
投薬
無排卵性頻発月経の場合は、排卵誘発剤などで排卵を促します。
ホルモンのバランスを整える場合は、低用量ピルなどで治療をします。
漢方薬の「加味逍遙散」や「涼血清営顆粒」など、女性ホルモンを安定させるものが使われます。
まとめ
いかがでしたか。
心配のある人は、医療機関を早めに受診してください。
女性は、妊娠や出産などが将来控えています。
妊娠を希望されている方は、今から、先のことを見据えて体を整えていきましょう!