【女性の大敵】皮下脂肪の落とし方を知って理想のスタイルをゲットしよう
アラサーを超えたあたりから、多くの女性が「バイバイ」と可愛く手を振る二の腕に、フルフル揺れるものを感じたり、若い頃と同じ生活をしていて同じ服は入るのに、体型は変わってきた、という経験をしているのではないでしょうか。
それは「皮下脂肪」のせいです!
年齢を重ねるとつきやすい皮下脂肪は、最小限に抑えてスタイルを維持したいですよね。
今回は、女性の皮下脂肪のつくメカニズムやその落とし方について見ていきましょう。
脂肪の役割とは
ひとえに「脂肪」と言っても、体には何種類かの脂肪があります。
主なものは次の3つです。
- 皮下脂肪
- 内臓脂肪
- 血液中の中性脂肪やコレステロール
では、脂肪の役割はどのようなものかというと「活動を維持するためのエネルギーの貯蔵庫」であるということ。
人間が活動するためには糖分が必要です。
パンやご飯、砂糖や油脂が活動のためのエネルギー源となります。
ただ、それらの糖分は、体内にたくさん貯蔵しておけないので、それ以上の活動をするときのために、脂肪という形で体にエネルギー源をためているのです。
生命線としての皮下脂肪
女性は男性に比べて皮下脂肪がつきやすい体です。
理由は簡単で、妊娠をしやすいように腹部を温めるため、妊娠中は子宮を守るため、出産中の長時間の苦痛に耐えるエネルギーを溜めておくためです。
また、女性は男性より筋肉量が少ないので、体が生み出す熱量も少なく、体は冷えやすいため、体を暖かくするためにも皮下脂肪は必要です。
皮下脂肪と内臓脂肪
では、皮下脂肪と内臓脂肪の違いは何でしょうか。
皮下脂肪は、字の通り皮膚の下につく脂肪です。
ある程度生まれた時からついているのですが、脂肪細胞が増えることにより増えていきます。
筋肉のない場所につきやすい特徴がありますが、すぐにつく脂肪ではないため、落とす時も落ちにくい脂肪です。
一方、内臓脂肪は、皮下脂肪よりつきやすい脂肪です。
皮下脂肪のように手でつまむことはできず、どのくらい溜まっているかはヘルスメーターなどで測るしかできません。
内臓脂肪は、もともとある脂肪細胞が大型化して脂肪が溜まっていきます。
生活習慣により脂肪がつきやすいのですが、落ちやすい脂肪でもあります。
血液中の脂肪は注意が必要
血液中にも中性脂肪やコレステロールといった脂肪はあります。
適正な量を越えると、動脈硬化や血管がつまるといった深刻な病気を招く恐れがあるので、注意が必要です。
どうして皮下脂肪がつくの?
皮下脂肪はつきにくいくせに、どうしてついてしまうのでしょうか?
単純な皮下脂肪がつく原因
簡単です。体を動かすエネルギーよりも、食べるエネルギーが上回っているからです!
しかし、誰もが摂取エネルギーを抑えられず、また消費エネルギーを増やせずに、皮下脂肪はついてしまうのです。
女性にはその他要因もある
女性には、そのほかにも皮下脂肪がつく要因があります。
●1つ目は、女性には生理があり、排卵日以降は脂肪を溜め込みやすい周期に入ることです。
受精卵を迎える準備をするために、体は脂肪を溜め込もうとします。
その時、体を守るために、内臓脂肪ではなく皮下脂肪を貯めようとするのです。
生理〜排卵までの時期に皮下脂肪が落ちるような生活をしなければ、皮下脂肪はついていく一方です。
●2つ目は、加齢による基礎代謝の低下です。
もともと女性は男性より筋肉がなく基礎代謝が低いのに、加齢により基礎代謝の量が減っていきます。
そうすると消費するエネルギーが自然と減るので、今までと同じ量を食べていると、エネルギー過多になってしまうのです。
男性よりも筋肉が衰えるのが早いというのも、アラサーあたりから皮下脂肪がついてくる要因の一つです。
皮下脂肪の落とし方
では、洗練された体のラインを邪魔する、皮下脂肪の落とし方を見ていきましょう。
脂肪は[ 糖分→内臓脂肪→皮下脂肪 ]の順に消費されて落ちていきます。
皮下脂肪を落とすには、長期的である心構えが必要ですね。
三日坊主のあなた!覚悟を決めてください。
でも大丈夫、三日坊主を週に2回やれば、週6で対策を講じていることになりますよ。
摂取エネルギーのバランスを整える
皮下脂肪の原因が、単純にエネルギーの取り過ぎということなので、まずは摂取するエネルギーのバランスを整えなくてはいけません。
運動できないなら、食べるカロリーを減らします。
食べる量を変えられないなら、消費エネルギーを運動などで増やすことです。
まず、自分の生活を見直して、毎日どのくらい体を動かし、間食も含めどのくらいのエネルギーを摂取しているか、観察しましょう。
簡単!皮下脂肪を落とすトレーニング5選
消費エネルギーを増やすためには、体を動かすのが一番です!
簡単にできる運動を3つご紹介します。
筋トレ+有酸素運動
皮下脂肪の落とし方としては、鉄板である、運動です!筋トレをすると、体内のブドウ糖を消費します。
その後、有酸素運動をすれば、脂肪を消費していきますね。二つを続けてやりましょう。
●筋トレ
【プランク・クランチ・スクワットを1分〜3分】
体の中でも、体幹や大腿筋など、大きな筋肉を動かすと、短時間で大きなエネルギーを使うことができます。
筋肉が増えると、基礎代謝も上がるので、1日の消費エネルギーもアップします。
●有酸素運動
【ウォーキング・エアなわとび・踏み台昇降・ジョギング・水泳などをトータル20分以上】
有酸素運動は20分やらないと脂肪は燃えないなどと言われた時代もありましたが、今はたとえ5分でも4回やれば同じだといわれています。
じっくり時間が取れるに越したことはありませんが、隙間時間を活用するだけでも効果的な有酸素運動になります。
外に出れない時でも、テレビを見ながら踏み台昇降ならできますね。
筋トレ+ストレッチ(10分)
どうしても運動は苦手だという方は、筋トレとストレッチを組み合わせてやってみましょう。
ストレッチは、筋肉中の血流をよくするため、意外にもエネルギーを多く消費します。
筋トレの後、自分の皮下脂肪がついているあたりの筋肉をゆっくり伸ばしましょう。
体が慣れてきたら、有酸素運動に移行しましょう。
ヨガやピラティス
ヨガやピラティスは、体幹の筋肉を鍛えつつ、柔軟性を高めていきます。
教室に通わなくても、本やインターネットでやり方を見ることができます。
やりやすいポーズを3つだけでも毎日やる、などと決めて消費カロリーを増やしましょう。
ツボを押す
- 「中院」…おへそから指4本分上にある、脂肪燃焼を促すツボです。
- 「気海」…おへそから指2本分下にある、代謝をアップするツボです。
どちらも3〜5回、ゆっくり押しましょう。
漢方を飲む
皮下脂肪を落とす漢方は、ドラッグストアなどで手軽に買えますね。
処方薬のようにすぐに効き目が出てくるものではないようですが、使い方をよく読み、手軽に生活に取り入れていけるのがいいですね。
体を冷やさない
体を冷やさないように皮下脂肪がついている女性の体です。
体が冷えたら、もっと温めようと皮下脂肪はつく一方。
カプサイシンを食べたり、ゆっくり入浴したりして、体を冷やさないようにしましょう。
食べ方を変える
食事制限は辛くてできない人も、食べ方を変えて血糖値をあげ過ぎないように気をつけることで、脂肪が増えるのを防ぐことができます。
野菜を先に食べたり、ご飯の量を減らして野菜の量を増やしたりと、食べ方を工夫することはできますね。
塩辛いものを食べるとご飯が欲しくなる人は、おかずの味付けを薄味にしても良いでしょう。
生活を整える
睡眠不足や生活リズムの乱れ、過度なストレスがあると、ドカ食いをしたり、変な時間に食べたりしてしまいます。
良い生活は、女性ホルモンを整えることにもなります。
整った生活は、皮下脂肪を落とすためだけではなく、大事なことですね。
まとめ
いかがでしょうか。
女性の皮下脂肪のつき方、落とし方について見てきました。
運動がやはり一般的に効果的な皮下脂肪の落とし方と言われていますが、皮下脂肪を落とすには、継続が大事になってきます。
楽しく続けられる方法を見つけられると、効果がきっとあらわれます!