• 投稿日 2017.5.4 - 更新日 2018.3.2

【クローズアップ】対策しすぎることはないカモガヤ花粉症の対策とは?!

著者:onigiri-kun

周りを、よーく見てみると、イネのような植物が茂っていませんか?

その植物は、様々な花粉症状を起こすカモガヤかもしれません。

無害そうな植物も、油断大敵!

カモガヤ花粉症の対策を万全にして、季節を迎えましょう!



 

イネ科植物のカモガヤ

カモガヤは、ヨーロッパから西アジアに広く自生していた植物です。

牧草や緑化対策のために、ヨーロッパから輸入されました。

繁殖力が強く、今では全国どこにでも雑草として見かける植物です。

カモガヤの生態と特徴

  • 分類:イネ科カモガヤ属
  • 生息地:全国の畑、水田、河川敷、道端、道路など
  • 背丈:30cm〜100cm
  • 開花時期:5月〜7月
  • :白または薄紅色で小さく目立たない
  • 花粉の飛ぶ範囲:数百メートル圏内
  • 花粉の飛ぶ時間帯:気温上昇とともに飛散量が増加、気温が高い日は早朝~午前中がピーク、午前中の気温が低い日は午後からピーク

カモガヤは、背丈が低く花粉の飛散範囲は限定されます、ですがどこにでも生えているため、知らずに花粉に触ったり、吸う可能性があります。

また、カモガヤの花粉の飛ぶ時間帯は、温度や湿気などに左右されます。

飛散する時間帯や、傾向を知ることで花粉症対策にもつながります。

梅雨の時期などは、湿気のおかげで、本州は過ごしやすい季節になります。

ですが、北海道では、乾燥しているため注意が必要です。

北海道に住んでいる方や、旅行をする方はマスク、メガネなどで対策・自衛をして損はありません。

 

カモガヤ花粉症の特徴

イネ科花粉症の中でも、カモガヤ花粉症が一番多いといわれています。

カモガヤなどのイネ科の植物の花粉症は、喉に痛みやイガイガするなど喉の症状も特徴です。

一般的な花粉症状とともに、体質によって様々な症状が現れます。

カモガヤ花粉症の症状

  • 鼻の症状:鼻水、鼻づまり
  • 眼の症状:かゆみ、充血
  • 喉の症状:イガイガする、かゆみ、咳が出る
  • そのほかの症状:体・顔がほてる、イライラしやすい、腹痛、胃痛、肌荒れ、頭が重く感じる、頭痛、不眠、だるい、口の中がかゆい、微熱

症状が鼻に現れると、頭痛や不眠になることがあります。

鼻づまりで眠れなくなったり、呼吸ができず脳が酸欠状態になり頭痛になったりします。

カモガヤを含むイネ科の植物の特徴として、他のアレルギーを併発しやすく、症状を進行させないためにも、医療機関にかかるなど対策は早めが肝心です。

さらに、お子さんが草むらなどで頻繁に遊ぶときは、くしゃみや咳をしていないか注意してあげてください。

イネ科どうしで花粉症を併発

イネ科は、他のイネ科の植物の花粉症が発症しやすく、種類が多いためピークが春と秋の2回あるのがイネ科の特徴です。

調子が悪いときは、米や小麦もイネ科ですから注意が必要です。

スギ花粉症の半分はカモガヤ花粉症?!

カモガヤ花粉症になると、スギに悩まされている人の約半分が、カモガヤ花粉症になるといわれています。

カモガヤとスギの花粉のたんぱく質の構造が似ているためです。

スギのピークは2月~4月、カモガヤのピークは5月〜7月です。

スギのピークが過ぎても症状が出る場合は、カモガヤのせいかもしれません。

じつは、カモガヤの花粉のたんぱく質構造が似ているのは、スギだけではありません。

 

口腔アレルギー症候群(OAS)とアナフィラキシーショック

口腔アレルギー症候群(OAS)

カモガヤ花粉と、たんぱく質構造が似た食品を食べると、口の中の粘膜にかゆみや腫れといったアレルギー反応が出ます。

特に、カモガヤ花粉症の方は、口腔アレルギー症候群になる可能性が高くなります。

怖いのは、アレルギー反応が短時間で全身に広がる、アナフィラキシーショックです。

血圧低下、意識障害に陥ることをアナフィラキシーショックと言い、命の危険があります。

口腔アレルギー症候群も、アナフィラキシーショックを起こす原因になります。

アレルギー反応を起こす物質を把握しておくと、対策がしやすくなります。

控えた方が良い食品

  • 主食および穀類:米、小麦、パン、うどん、オートミール
  • 果物:メロン、スイカ、キウイ、リンゴ、メロン、柑橘類
  • 野菜:トマト、トウモロコシ
  • おかず:揚げ物の衣、カレーやシチューのルー
  • :コーン油、米油
  • お菓子:クッキー、スナック、煎餅
  • お茶:麦茶、ハトムギ茶、カモミール
  • ナッツ:ピーナッツ
  • アルコール:ビール、ウイスキー、ハイボール…など

食べるものがない…

と思われる方もいるかもしれません。

ですが、調子の悪い時期は対策として避けるか、控えめにしましょう。

 

カモガヤ花粉症の治療と対策

病院での治療

カモガヤ花粉症には2種類の治療方法があります。

 

1.対症療法

対症療法とは、薬などで症状の緩和する方法です。

抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、経口ステロイド剤などが処方されます。

これらを、症状に合わせて点眼、点鼻薬、内服薬で処方されます。

経口ステロイド剤は、効果が高いのですが、副作用も強く使い方を守りましょう。

ほかにも、鼻の症状がひどい場合は、鼻の中をレーザー手術することもあります。

 

2.根治対処法

花粉症を根本的に治療する、有効な方法です。

減感作療法(げんかんさりょうほう)といい、カモガヤ花粉から抽出した液を数年間、皮下注射で投与しますが、痛みがあります。

治療期間が長く、根気よく継続しなければなりません。

ですが、保険内で、治療効果が高いのが特徴です。

 

治療方法は、二つの方法を併用する場合もあります。

治療の際には、治療費やリスクを理解して受けましょう。

 

アレルギー検査

自分の、アレルギー反応を起こす物質を知っておくのは、重要な対策です。

アレルギー反応物質は、血液検査で分かります。

検査で分かるイネ科の植物は以下です。

ホソムギ、アシ、ハルガヤ、コムギ(属)など他9種類。

必要に応じて、食物アレルギーの検査をしてみましょう。

検査を通じて気を付けるべきことが分かるため、血液検査は有効な対策になります。

 

自分でできる対策・予防

医療機関と併せて、自己対策も一緒に行うと花粉症対策には効果的です。

外でできる対策・予防

  • カモガヤの刈取り、除草
  • 草むらに近づかない
  • キャンプなど屋外レジャーに注意
  • マスク、メガネ、帽子でガード

家でできる対策・予防

帰宅後はシャワーがおすすめです。また家電を利用して、部屋の花粉率を下げましょう。

  • 掃除
  • 洗濯物は部屋干しが安全
  • 帰宅後はシャワー
  • 空気清浄機・加湿器を使用

 

クローズアップ!花粉対策・予防グッズや食品

1.挿入型マスク

マスクというより、鼻栓型のグッズです。

マスクの隙間から侵入する花粉も防ぎます。

目立たないような形状ですが、気になる方は上からマスクをしましょう。

 

2.乳酸菌

乳酸菌が腸内環境を整え、アレルギー反応を緩和してくれると言われています。

乳酸菌に特化した飲料、サプリメントで補うのも良い方法です。

 

3.ミント、メントール系食品

鼻づまりや、それが原因の頭痛には、ミント、メントール系のお茶やのど飴を食べると、一時的ですが症状の緩和対策になります。

 

まとめ

イネ科の植物は種類が多く、重いカモガヤ花粉症になると対策が難しくなります。

ですが、早めの対策が進行を防ぎ、緩和することも可能です。

鬱々とした気持にもなりますが、自分の体質に合う治療法を見つけて、根気よく花粉症と付き合っていきましょう。



 

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