• 投稿日 2017.3.21 - 更新日 2017.3.22

最近、便秘…。待ってください!器質性便秘だったら?死に至る危険性も!

あなたも、便秘を食事や薬で解決しようと思っていませんか?

その便秘には、危険な病気が隠れていることもあるんです!

今回は、そんな危険な便秘、器質性便秘ついて詳しくお伝えしていきます。

便秘の種類は2タイプ

人口の約4割が便秘、女性は約半分が便秘だそうです。

そして、便秘には大きく分けて2タイプあります。

機能性便秘:腸の働きが原因

生活習慣や加齢、心身のストレス、体質などが原因でお通じが悪くなるのが特徴です。

器質性便秘:消化器官自体に原因

消化器官の異常によって便秘が起こります。

異常の原因はガン、子宮筋腫、ポリープなどの病気ことが多いのが特徴です。

便秘とあわせて、他の症状が出ていることもあります。

 

このように、便秘には「機能性便秘」「器質性便秘」の二つに大別されます。

器質性便秘を引き起こす病気は様々です。

命にかかわる病気も少なくありません。

具体的な原因と症状をもう少し詳しく見ていきましょう。

器質性便秘を引き起こす原因

器質性便秘は先天性、後天性のものがあります。

先天性の器質性便秘

腸の形が排便しにくい形をしている、一部欠損している、腸が標準より長いといった腸の形が原因です。

先天性の器質性便秘が招きやすい病気は以下です。

  • 巨大結腸症:腸の機能が鈍く、排便ができずに便が詰まる状態です。
  • S状結腸過長症:腸が標準より長いのが特徴です。そのため排便が困難になります。

腸がねじれる腸ねん転も起きやすくなります。

S状結腸過長症は病気というよりも、体質という方が適切だという専門家もいます。

先天性の場合は重度によりますが、手術、その後の経過観察が必要です。

後天性の器質性便秘

後天性の場合、消化器官の傷や、腫瘍、炎症が起きて便秘になっていると考えられます。

 

怖いのは後天性の器質性便秘です。

普通の便秘のように思われやすく、発見が遅れがちになるためです。

こんな症状があったら要注意

便秘以外でもこんな症状があったら、病気が隠れている器質性便秘の可能性があります。

器質性便秘の症状チェック

  • 吐き気がある・吐く
  • お腹が張っている状態が続いている
  • 便が細い
  • お通じがあってもすっきりしない
  • ひどい腹痛がある
  • 食欲がない
  • 血便がある
  • 熱が出る
  • 息切れ・動悸がある
  • 更年期のような症状がある
  • 急に便秘になった

この項目が当てはまったからといって、すぐに病気であるとはいえません。

ですが、いつもと違うと感じる方や、心配な方は病院に行くことをおすすめします。

病気の症状が、更年期障害に似ている厄介な場合もあります。

女性で更年期が近い人は、体調が変わるタイミングということもありますから、一度病院に行ってみても損はないでしょう。

色も大切!カラーチェック

排便時、便の色が普段と違う場合も要注意です。色からどのような病気か、予想できることがあります。

  • 白、灰色:胆のうの異常
  • 黒っぽい:消化器官の出血
  • 出血を伴う:消化器官・子宮・肛門の出血

便の色は、食事と関係があります。

一過性のものなら、あまり気にする必要はないでしょう。

注意したいのは、長期的に続いている場合です。

消化器官の病気かもしれません。

すぐに病院に行きましょう。

器質性便秘から診断される病気は、発見が遅れると治療が困難になります。

器質性便秘を招く病気とは?

器質性便秘の背後にはこんな病気が隠れています。

  • 大腸ガン:大腸のガンです。ガンが大きくなると出血、便秘、下痢、また腸が破裂して腰痛になることもあります。
  • 大腸ポリープ:ポリープが大きくなると便秘、出血、腹痛などの症状が出ます。
  • 腸閉塞(イレウス):腸の腫瘍、腸と腸の癒着などの原因で排泄物が詰まる状態です。吐き気、口臭が便の臭い、便秘、お腹が張る、おならも出ないなどの症状が起きます。
  • 急性腹膜炎:細菌感染により腹膜に炎症が起こります。便秘、腹痛が起こります。
  • 虫垂炎(盲腸炎):虫垂の炎症です。お腹の激痛、発熱、吐くなどの症状が起こります。
  • 潰瘍性大腸炎:免疫機能過敏になり、腸を攻撃する病気です。原因が不明で、根本的な治療がありません。下痢、便秘、血便、腹痛、発熱、関節痛、発疹などの症状が起こります。
  • 後腹膜腫瘍:腫瘍が原因で、初期の発見は困難です。腫瘍が大きくなると腹痛、便秘、吐き気などが起きます。
  • 子宮筋腫:子宮の中にできる腫瘍です。腹痛、便秘、月経が重い、不正出血、貧血、動悸、息切れなどの症状が起こります。
  • クローン病:消化器官に炎症が起きる病気で、難病のひとつです。便秘、下痢、食欲がなくなる、微熱が続く、痔などの症状が起きます。

器質性便秘の下剤使用はNG!

器質性便秘の場合、便秘薬を使うのは非常に危険です。

器質性便秘で起こる便秘は、消化器官のどこかに炎症や腫瘍などができています。

ですから、下剤などを使用すると腸に穴があくケースもあり危険です。

器質性便秘の疑いがある場合は、自己流で処置せずに必ず病院に行きましょう。

まとめ

耳慣れない器質性便秘という症状でしたが、重い病気が背後にある怖い便秘です。

病気が進行しないうちに、早く病院へ行きましょう。

後天性の器質性便秘を引き起こす病気は、生活習慣から予防できる病気もあります。

日頃から自分の体大事にしてあげましょう。

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