• 投稿日 2017.7.17 - 更新日 2017.7.29

更年期障害の乗り切り方は様々!自分に合った方法で乗り切りましょう!

月経がある女性には、閉経という体の大きなライフイベントが起こります。

その前後に現れる更年期障害は、第二の人生を迎えるための準備期間です。

どんな症状があっても、自分の最善の乗り切り方を見つけましょう!

 

更年期と更年期障害

更年期とは

更年期とは、閉経を迎える前後の時期をいいます。

その期間は、2~10年と個人差があります。

閉経の平均年齢は50歳といわれているので、40代後半~50代が更年期にあたります。

ですが、閉経の時期も個人差があり、40代前後や、60代近くになってから閉経を迎える方もいますから、更年期も実際はバラつきがあります。

 

更年期障害

更年期障害は、閉経にともない女性ホルモンの量が減少するため、様々な症状が起こります。

これを更年期障害と呼びます。

更年期障害は、自律神経にも影響があるため、体や精神面に更年期障害が起こります。

更年期障害は、個人差が大きく重い症状の方は、更年期障害の乗り切り方に悩むことも多いでしょう。

 

更年期障害の症状

身体的症状

  • ホットフラッシュ:環境、場所、時間、本人の意志とはまったく関係なく、突然汗が大量にせる、のぼせ、ほてる、のぼせるなど
  • 血行・神経の症状:冷える、悪寒、頭痛、動悸、しびれるなど
  • 三半規管の症状:耳鳴り、めまいなど
  • 全身の症状:だるい、腰痛、関節の痛み、皮膚の乾燥、湿疹など
  • その他の症状:便秘、下痢、吐き気、頻尿、外陰部の違和感、眠れない、抜け毛、物忘れが多くなったなど

 

精神的症状

イライラする、集中できない、情緒不安定、やる気が起きない、不安感、孤独感など

更年期障害は、ホルモンと自律神経に影響が及ぶため、心身に症状が出る可能性があります。

心身両方に影響が出ることも珍しくありません。

更年期障害は、自分ではどうすることも出来ないため、症状が出ている時期を穏やかに過ごすには、更年期の乗り切り方の工夫が必要です。

乗り切り方を考えるために、まず更年期障害の原因を知りましょう。

 

更年期障害の原因

脳の視床下部が動揺

月経時には、視床下部と脳下垂体からの命令で、エストロゲン分泌され卵子成熟を助けます。

エストロゲンの分泌量が満たされると、分泌は止まります。

ですが、体が閉経の準備期間である更年期に入ると、卵子を成熟させる命令を出されても、エストロゲンは分泌されにくくなります。

どんなに命令しても、エストロゲンの分泌量が不足したままだと、視床下部が動揺してしまいます。

視床下部は、自律神経にも働きかけているため、その結果ホットフラッシュ、情緒不安定などの様々な更年期障害を引き起こしてしまいます。

 

エストロゲン(卵胞ホルモン)の減少

閉経が近づき、エストロゲンの分泌量が減少することも体に大きく影響します。

エストロゲンは、月経などの生殖器官以外にも脳、神経、皮膚、骨などの働きにも関わっています。

更年期障害の心身に現れる症状は、エストロゲンの減少とも深く関係があります。

閉経は、女性なら誰でも起こる自然な変化ですが、体はすぐに対応できません。

更年期障害について少しでも知っていると、建設的な乗り切り方ができます。

 

プチ更年期障害

20~30代のプチ更年期と呼ばれる症状が現れることがあります。

これはストレス、睡眠不足、食生活が原因で自律神経、女性ホルモンが乱れることで、更年期障害のような症状が出ていると考えられています。

 

乗り切り方は様々!

医療機関を味方に

婦人科など専門機関では、更年期障害の治療を行っています。

 

ホルモン充填療法

保険適用の治療法です。

費用は1,000~5,000円が目安です。

ホットフラッシュ、骨粗鬆症、動脈硬化、生殖器の機能障害、不眠などの改善に効果があります。

症状、薬、摂取の方法によって治療期間が異なる場合があります。

病歴、持病によって治療が受けられない方もいます。

 

漢方

ホルモン充填療法と併せて処方されたり、ホルモン充填療法が受けられない方に提案されます。

病院で保険が適用されると、費用は3,000~5,000円ほどです。

漢方は処方される機関によって、費用が変わります。

 

抗うつ薬

精神面から改善が必要な場合、処方されます。

ホルモン充填療法と併せて処方されることもあります。

治療には保険が適用され、2,000~3,000円ほどです。

 

カウンセリング

カウンセリングの利用や金額に抵抗がある方も、つらいときは利用してみましょう。

人に相談しにくい内容も、遠慮なく吐き出してしまいましょう。

費用は利用する機関や、設定時間で変わりますので確認してみましょう。

 

自分でもできる更年期障害の乗り切り方

体の変化に合わせて、生活や考え方も変えるのも、更年期の乗り切り方のひとつです。

 

食生活を変える

  • イソフラボンの摂取:エストロゲンと似た作用が期待できます。ですがエストロゲンの代わりとして機能するために、「エクオール再生菌」という腸内細菌の有無がポイントです。民間会社などで調べることができるので、活用してみましょう。
  • 野菜・果物:ビタミンなどの栄養素は更年期には特に大切です。「フィトエストロゲン」はエストロゲンと似た働きをします。他に「ボロン(ホウ素)」はエストロゲンの働きを助け、骨を丈夫にする効果があります。
  • 良質な脂肪:オメガ3系脂肪酸を含む食品は、動脈硬化を防ぐ効果があります。青魚、ナッツ、アマニ油、オリーブオイルなどがおすすめです。
  • カルシウムを摂る:乳製品、魚、シリアル、ブロッコリーなどがおすすめです。骨粗鬆症、精神安定などの効果があります。
  • 水分を摂る:更年期には水分不足になりやすいため、こまめに水分補給をしましょう。一度に大量に摂取するのではなく、1日のうちに何回かわけて補給するのがおすすめです。
  • 摂り過ぎに注意:砂糖、動物性脂肪、アルコール、カフェインは、控えめにしましょう。更年期にこれらの食品を摂り過ぎると、栄養素が大量に消費されたり、太りやすいなど、病気のリスクも高まります。

 

つらい時期は。食生活を変えることも、有効な乗り切り方です。

また、栄養不足には、サプリメントも利用しましょう。

 

運動する

血行不良や憂鬱などの、体の不調の乗り切り方には有効です。

ヨガ、散歩、エアロビクスなど、自分に合わせた運動をしましょう。

 

自分を大切にできる環境をつくる

一番大切なことは、家事や仕事が以前のようにできなくても、自分自身を責めないことです。

自分を大切にし、同時に自分を大切にしてもらいましょう。

家族の理解を得られるだけで、精神的負担がかなり軽くなる方もいます。

更年期障害の説明するのが嫌だという方もいるかもしれませんが、とくにパートナーに自分のことを理解してもらうと、更年期はかなり過ごしやすくなります。

更年期の乗り切り方は様々ですが、家族の協力体制はとくに重要です。

 

まとめ

更年期障害でも不安がらず、乗り切り方には様々な方法があることを知っておきましょう。

そして一人で悩まず、専門機関や周囲に協力してもらい、助けが必要だと伝えましょう。

少し勇気が必要ですが、支えになってくれる人がいるのは心強いものです。

一番重要な乗り切り方は、理解者の存在の有無だったりします。

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