あきらめないで!未来の家族のために子作りの秘訣【まとめ】
あなたも、次のように思うことがありませんか。
- これだけ子作りに励んでも、妊娠しないのはなぜ?
- できちゃった婚が多いのに、なぜ私は妊娠できないの?
実は、子作りにも秘訣があるのです。
今回はその、子作りの秘訣をお伝えします。
子作りに成功する確率
ただやみくもに、セックスの回数を重ねれば妊娠するというわけではありません。
確率論ですが、タイミングを合わせた子作り1回で自然妊娠に至るのは、
- 30代前半まで:20〜25%
- 30代後半:18%
- 40代前半:5%
- 40代後半:1%
と言われています。
確率では、若くても5回に1回しか妊娠することがない計算になります。
赤ちゃんを授かるということは、最初の段階から本当に奇跡的なことなのですね。
これは確率なので、もちろん1回目で子作りが成功する人もいますし、1年間トライしても成功しない人もいます。
若い男女が避妊しないで1年間子作りに励んでも、妊娠しない場合には不妊治療の対象になることが多いです。
ただし、この確率も「タイミングを合わせた子作り」をした時なので、子作りの秘訣はまず「タイミングを合わせること」になります。
子作りのタイミングっていつ?
ズバリ、子作りの秘訣は、タイミングを合わせること!
では、タイミングとは、いつのことなのでしょうか?
不妊治療など医療機関にかかってない場合、子作りに良いタイミングは排卵予定日前後をさします。
卵巣内で成熟した卵胞が、卵子として放出されることが排卵です。
放出された卵子は、12〜24時間ほどで生殖能力がなくなると言われています。
卵子の生殖能力は個人差がありますが、卵子が放出されてから、約12〜24時間のうちに精子と出会わすことが、タイミングを合わせるということなのです。
つまり、排卵より少し前に子作りをすると、タイミングが合うということですね。
これが、子作りの一番の秘訣です。
一方、精子の生殖能力は個人差はありますが3日ほどと言われます。
ということは、排卵する3日以内に子作りを試し、精子が卵管で卵子の放出を今か今かと待っている状態にすることが、妊娠するには一番いいタイミングと言えるのです。
(※男女の産み分けの秘訣に排卵日ジャストに子作りをしたほうがいいとか、排卵日前にしたほうがいいとか色々言われますが、今回は産み分けのことは横においておきましょう。)
排卵日を見つけましょう
「女性は子宮で考える」と言われたこともありますが、女性の体は卵巣や子宮といった臓器を軸にリズムができています。
そのリズムを知る方法は、生理のサイクルを見つけること。
「基礎体温」をつけることは、子作りの秘訣としてとても大切です。
基礎体温をつけていると、通常、いつ頃が排卵日かもわかってきます。
基礎体温のつけかた
- 基礎体温用の体温計を買います。微妙な差異にも気づきやすいよう、小数点第2位までが表示されるものが良いでしょう。
- 朝目が覚めたら、動き出す前に枕元においておいた基礎体温用の体温計で体温を測ります。脇の下や口の中よりは「舌下」での検温が正確に出るようです。
- それをグラフにして記録しましょう。目盛りは小数点第2位まで記入しておきます。
基礎体温が表すものとは?
基礎体温のグラフが表すものを理解しておくことも、子作りにおける秘訣のひとつです。
一般的に、女性の基礎体温は、前の生理から次の生理が始まるまでに「低温期」と「高温期」という二つの段に別れています。
低温期と高温期の間に「排卵期」という2〜3日の期間を入れる場合もあります。
前の生理が始まってからが「低温期」。
そしてある日を境に、次の生理が始まるまでが「高温期」であるのが普通です。
ある日とは「排卵日」。
排卵が起こると、妊娠に向け体が準備をする高温期が始まります。
生理が28日周期の人であれば、低温期と高温期が14日づつのサイクルになるかもしれません。
30日周期の人は、低温期が16日で高温期が14日、ということかもしれません。
ご自分のサイクルを見つけてみましょう。
オギノ式では、どんなサイクルの方でも高温期は14日程度であるとしていますが、個人差はあります。
ここからが子作りの秘訣になります。
高温期が始まる直前に、ガクっと体温が下がっている日が(ない人もいますが多くの人に)あるようです。
そこが、排卵日!
もし、ガクっと体温が下がっていなくても、高温期に入る直前が排卵日になります。
1か月だけの記録ではわからないこともありますが、3か月ほどつけ続けると自分のリズムがわかってきて、排卵日を予想することができるようになります。
排卵日がわかったら、タイミングを合わせて子作りをしましょう!
先ほども書きましたが、排卵日に子作りをするということではありません。
排卵日の少し前に子作りを試み、生殖能力がある精子が、放出される卵子を待っている状態を作り出すのが秘訣です。
排卵予定日の3〜4日前から高温期に入るまで、1日おきに子作りに励むのが良いとよく言われていますね。
子作りの秘訣は排卵日だけでもありません
排卵日を知ることは、子作りの秘訣において大きな部分を占めます。
タイミングを合わせて子作りに励んでください。
実は、その他にも、子作りしたい人が知っておくべき秘訣がいくつかあります。
回数や頻度を増やす
子作りのためだけに、排卵日に合わせたセックスは男性にとっては拷問です。
種馬ではないですからね。
また、精子を頻繁に放出していたほうが、新陳代謝が活発になり新しい精子がたくさん作られることになります。
新しく元気な精子を、卵管で待たせておくことも大事な秘訣!
ぜひ普段から頻繁に、リラックスした楽しいセックスをしましょう。
体を温める
女性は、体を冷やしてはいけないと昔から言われていますが、体が冷えると妊娠しづらくなるのです。
中国では、冷水を飲む人はあまりいないのですが、体を冷やしていいことはないと考える東洋医学が根付いている証拠ですね。
体を冷やさないためには「首」と呼ばれる首・手首・足首を温めるのが秘訣です。
もちろんゆっくり入浴したり、洋服を重ね着したり、露出を控えたりと、体を冷やさない努力もしましょう。
体を温めて血流が良くなることで、活発な体になり、妊娠しやすくなります。
ストレスを軽減
ストレスは、子作りだけでなく病気にとっても良くないものです。
実は、学校の先生に不妊の方が多くいます。
ストレスは、余計な体力を消耗したり、女性ホルモンのバランスを崩したりして、子作りには良いことがありません。
ストレス発散方法を見つけたり、ストレスを感じない状況を作ったりすることも、子作りの秘訣になります。
運動・食事・睡眠
これは、美容でも病気でもダイエットでもみんなそうなのですが、やはり子作りも「体が資本」です!
子作りの秘訣というよりは、生きる秘訣と言ってもいいくらいですね。
適度な運動をし、栄養バランスの良い食事をして、ゆっくり眠りましょう。
健康を心がけることは、子作りにとって大事なことです。
「難しい」と思う方は、次のことに注意してみましょう。
- 適度な運動とは、日常生活+最低でも1日20分の速歩をする程度でOK。
- 栄養バランスの良い食事を作ったり摂るのが難しければ、たくさん摂取すると体に悪いと言われる「食品添加物」「油」「砂糖」「カフェイン」「お酒」を極力避けるだけでOK。
- 睡眠時間が長く取れなくても、入浴やアロマ、ヨガなどで副交感神経を活発にしてリラックスして短時間眠るでもOK。
このくらいならできるような気がしませんか?
何事も気にしすぎない
子作りのタイミングには気をつけろと言っておきながら変ですが、あまり妊娠することやタイミングなどを気にしすぎないことも、子作りを成功させる秘訣です。
気にしすぎると、ストレスにも繋がってしまいます。
愛する旦那様とのリラックスした時間を増やすと、セロトニン(=幸せホルモン)がたくさん出て、ストレス軽減になったり、ホルモンバランスが整ったりします。
仏教でも「気にすぎない」「こだわりすぎない」というのは、幸せへの一歩ですよね。
色々やってみたけれど… というときは
若い夫婦が、1年間子作りしても妊娠しなければ、不妊を疑って医療機関を訪ねてもいいでしょう。
今は、不妊治療する方も多くいます。
専門家の意見を聞くつもりで、病院へ行ってみましょう。
不妊治療した人が「病院によって治療方針が違うので、すぐに人工授精に入れるところと、人工授精に入るまでに数年のステップを踏まないといけない場所があるから、かかる病院はよく調べて選んだ方がいい。治療している間にも体は年をとっていく。」と言ったのを聞いたことがあります。
医療機関に行く場合、治療方針などを色々調べて病院を選ぶのも大事ですね。
まとめ
いかがでしたか?
子作りの秘訣は、タイミングを合わせることですが、それ以外にも普段から気をつけることもいくつかありました。
難しそうですか?
いえいえ、気にしすぎず、できるところから始めて、良い知らせを待ちましょう。
赤ちゃんを心待ちにする気持ち、そのために焦ってしまう気持ちもよーく、よーくわかります。
でも、焦ってイライラしたり旦那様とギスギスするのも嫌ですよね。
子作りの最終的な秘訣は「あきらめないこと」です。
赤ちゃんは、授かりもの。粘り強く頑張っていきましょう。