• 投稿日 2017.2.27 - 更新日 2017.2.27

自分で気づかない内臓型冷え性?! 手足は温かくても内臓は冷えている!

「隠れ冷え性」といわれる内臓型冷え症は、体のどこにも冷えは感じていないのに、実は内臓が冷えきっているという状態です。

手も足も温かいので、自分では冷えていることに気づかずに、重篤な疾患へとつながってしまいます。

あなたは、大丈夫でしょうか?

内臓型冷え性の症状

腹部が冷えると、女性はすぐに子宮や卵巣に影響を受けます。

これらの内臓の冷えが慢性化すると、陣痛のような生理痛に悩まされたり、子宮筋腫や卵巣腫瘍、不妊症になることもあります。

その他にも、目まい、肥満、むくみ、胃痛、下痢、便秘、倦怠感、肌や髪のトラブルなど、「冷えは万病のもと」といわれるように、内臓の冷えからくる症状は数えきれないほどです。

けれど、手足は温かいので、いつまでも冷えていることに気づかない、というのが内臓型冷え性なのです。

内臓型冷え性をチェック

隠れて進行する内臓型冷え性に、気づくことはできないのでしょうか。

自覚できる症状として、幾つか上げることができます。

  • いつも顔色が良くない
  • 下腹部や太ももが冷たい
  • 胃腸が弱い
  • 頻尿である
  • 腰痛や肩こりがある
  • むくみやすい
  • 冷えて寝られない
  • 肌トラブルが多い
  • 慢性の便秘

どれかに当てはまったら、内臓型冷え性が進行しているのも知れません。

内臓の温度を計る

また、体表温度から、内臓の温度を推測することができます。

① 脇の下に、体温計を挟み熱を測ります。

腕をぴったりと密着させることで、体内に近い環境を作ります。

② 計測時間がきても、そのままの状態で10分間待ちます。

10分経過した後に表示されている体温が、「内臓温度」に最も近い数値です。

内臓の適温

内臓の理想的な温度は37.2℃~38℃といわれています。

これは生命活動をする上で重要な酵素の働きが、37℃で最も高まるからです。

この適温を保つためには、体温が36.5℃は必要です。

36.3℃より低い場合は、内臓が冷えている可能性があるとされています。

内臓型冷え性が引き起こす病気

内臓が冷えると、白血球の働きが衰えて免疫力も低下し、風邪等の感染症やアレルギーを起こしやすくなります。

血行も悪くなり、肩こり、腰痛、頻尿、不眠、集中力の低下が起こります。

代謝の能力も弱くなり、体内の老廃物が排出されずに蓄積されていきます。

代謝が悪くなると循環不全に

体の正常な代謝のためには、老廃物が滞りなく体外に排出されることが必要です。

内臓温度が1℃低くなると、代謝の機能は約12~15%も低下し、体内に老廃物が溜まります。

この老廃物が、セルライトや腫瘍の原因になったり、循環不全を起こして生命の危険を招くことまであるのです。

セルライトも冷えの誘因に

皮下脂肪に老廃物が付着して、腹部、臀部、大腿部に塊になったものがセルライトです。

女性は皮下脂肪が多いですが、脂肪は熱を通しにくく、一旦冷えると温まりにくい性質です。

内臓型冷え性になると、セルライトや脂肪の多いこの3箇所の温度が下がります。

内臓型冷え性の原因

冷えをため込む生活習慣

エアコンの効いた室内での長時間の仕事、おしゃれのための薄着、冷たいものを食べたり飲んだりの食生活が、気づかない間に体内を冷やしています。

現代人の日常生活は、冷えの原因に囲まれているのです。

筋肉量の不足

筋肉は動くことで、熱を発生させる働きと、血液を全身へ送るポンプの働きをしています。

女性は、男性よりも筋肉量が少ないので、熱を発生する力も血流も弱くなりがちです。

内臓への血液の流れが滞りやすく、内臓型冷え性が女性に多いといわれる理由です。

運動不足・低血圧

運動不足や低血圧も、血流を弱わめ体内の熱の循環を滞らせます。

熱の循環が円滑に行われていないと、下腹部が複雑な構造になっている女性の場合は、余計に内臓がうっ血しやすくなり冷えが溜まっていきます。

女性にある低体温期

女性の基礎体温は、排卵に左右され約1ヶ月の間に、低温期と高温期の2つにわかれます。

低温期とは、エストロゲン量が増加する生理開始から次の排卵日までの12~16日の期間です。

この長い期間、女性は低温にさらされているのです。

さらに、生理のときには、多くの血液を失うことになります。

貧血になると身体の隅々まで酸素や栄養素が運ばれにくくなり、「冷え」につながります。

内臓型冷え性の対策

冷房の普及とともに、夏の冷えが増えています。

冷房による冷えは、体の中に残り積み重なっていきます。

それが、秋になってジワジワと、冷え性として現れてくるのです。

「夏から冷やさない」、という対策が必要です。

夏の暑さで汗をかいた衣類が、冷房の効いた室内で冷やされ体の熱も奪われて、冷え性の原因となります。

また、夏の間中、冷たい飲み物や食べ物が胃に入ることで、内臓が冷やされ続けます。

冷たい飲み物は、のど越しに冷たくて気持ちが良いのですが、胃や腸といった内臓を冷やすということに注意して、生活習慣を見直しましょう。

原因のほとんどが、生活習慣からくるといわれる内臓型冷え性は、日常の習慣を変えることで防ぐことも出来るといわれています。

内臓型冷え性の改善法

患部を温める

  • 腹巻きや毛糸の下着を着用して、下腹部を冷えから保護する
  • 貼るカイロを下腹部に貼ったり、後ろの腰にも同時に貼って、効果的に患部を温める

体質改善

ウォーキングなど、定期的な運動を習慣にして、筋肉をつけ血行を良くする。

適度な筋肉が付いてくれば、血流も基礎代謝も上昇し、滞ってしまった体の流れが元の正常な状態に戻っていきます。

体を温める食品を取る

飲み物や料理は、常温以上で取ることがおすすめです。

「これくらい」と思うような量でも、内臓の冷えは蓄積されていきます。

冷やす食材と温める食材

食材によっても、内臓を冷やしたり温めたりする違いがあるので、温めてくれる食材を選ぶ習慣をつけると、体の中から温めることができます。

野菜や果物にも、本来持っている性質として、体を冷やすものと温めるものがあります。

夏が旬のものは体を冷やし、冬に取れるものは体を温めるものが多いようです。

たとえば、夏のキュウリやナスは体を冷やし、冬のショウガやカボチャは内臓も温めてくれるのです。

地上にできるほうれん草や白菜などの葉物は体を冷やし、地下にできるレンコンやコボウは温めるという特性があります。

南国が原産のバナナ、パイナップル、スイカといった果物は冷えをもたらすものが多く、リンゴやブドウ、桃などの寒い地方で取れるものは体を温めてくれます。

【まとめ】内臓型冷え性は万病のもと

女性の7割近くが、冷えからくる症状に悩まされています。

冷えからくる症状を辛抱している間も、生活を改善しない限り内臓は冷やされ続け、症状は重くなっていきます。

手足の冷えよりも、重大な「万病のもと」である内臓型冷え性を、生活習慣を変えることで改善し、自分の体を守りましょう。

 

参考サイト

ヘルスケア大学

Natural Harmony

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