• 投稿日 2017.8.14 - 更新日 2018.3.2

【知らない方が良かった?】歯周病は親密なほどうつる!?

家族・恋人・友達。

大切な人に囲まれて生活するのは、幸せなことです。

ですが、その幸せに歯周病という病気が潜んでいます。

じつは、歯周病は感染症!

人から人へと、うつる病気です。

もしかしたら、知らないうちに、自分が感染源になっているかもしれません。
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歯周病とは?

歯周病とは、歯の周辺組織の炎症・破壊などの症状を総称して呼ぶ病気です。

歯周病は、静かにゆっくりと進行していきます。

痛みはほとんどなく、病気の進行を自覚しづらいのが特徴です。

病気が進行すると、歯ぐきの腫れ・出血・口臭などの症状が現れます。

重症化すると、歯が抜けてしまいます。

また、歯周病は、心臓病・糖尿病・脳卒中・アレルギー・早産などの、原因になるといわれています。

このように、口の中だけではなく、様々な病気の原因にもなります。

では、歯周病は何が原因なのでしょうか。

 

歯周病の原因

きっかけは細菌のかたまりプラーク(歯垢)の存在

口の中に存在する数百種類の細菌のうち、数種類の細菌のかたまりが、歯周病のきっかけになります。

この、細菌のかたまりは、プラーク(歯垢)と呼ばれます。

プラークは、空気を嫌うため、歯と歯ぐきの酸素の少ない隙間に入り毒素を出します。

そのとき、免疫細胞が働き細菌や毒素に反応して、活性酸素やサイトカインと呼ぼれる成分などが作られ、歯ぐきの炎症が起こります。

歯肉炎などの腫れや出血は、細菌に反応した免疫細胞の働きの結果です。

免疫細胞が破骨細胞(はこつさいぼう)を活性化

プラークが取り除かれないうちは、細菌と免疫細胞の攻防が繰り返されます。

ですが、炎症が長期間続くと、免疫細胞が作るサイトロイキンなどの成分が、破骨細胞を活性化させます。

破骨細胞は、骨の過剰形成を防ぐ細胞です。

体に、もとから備わっている細胞ですが、歯ぐきの炎症が長期化すると、破骨細胞が歯を支えている土台部分の「歯槽骨(しそうこつ)」を体に吸収させて、歯が抜ける原因を作ってしまいます。

また、細菌が出す毒素の中にも、破骨細胞を活性化させてしまう性質があります。

歯周病は、細菌が増殖したことと免疫細胞との相互作用が、口の中の環境を悪化させる悪循環を作った結果、発症する病気といえます。

ですから、感染症といわれる歯周病ですが、病気がうつるというよりは原因となる菌が何らかの理由でうつること、そして、細菌が増殖するという要因が重なることで発症する病気です。

では、どのようなことで、原因菌はうつるのでしょうか?

 

原因菌がうつる経路とは?

歯周病の原因菌がうつる経路は、いたるところにあります。

それは、原因となる菌をほとんどの人が口の中に保持しており、唾液を介してうつることがほとんどだからです。

ですが、原因菌は、生まれたときから口の中にいたのではありません。

最初のうつるきっかけは、家族間など親しい間柄のことが多いのです。

反対に、うつしてしまう場合も同じです。

細菌がうつる経路は、以下のような場面があげられます。

  1. キス
  1. 食器類の使いまわし(皿・箸・コップ)
  1. 鍋料理など直接箸を入れて複数人で食べる料理
  1. 咳・くしゃみ

普段の生活の中の行動が、うつる原因になってします。

キスや鍋料理など、家族団らんや、パートナー・子供へのスキンシップは、注意しないと歯周病がうつる要因になります。

 

歯周病がうつるのを防ぐには?

歯周病の原因菌は、唾液を介してうつるため、親しい間柄でもキス・食器類の共有・鍋料理を避ける、マスクを常につける、というのが予防になります。

ですが、これらは現実的ではありません。

場合によっては、大切な相手を傷つけることになります。

歯周病を予防し、うつるリスクを減らすには、口の中を清潔にして細菌を増やさない、という意識を家族・パートナーと共有することが重要です。

とくに、新生児・小さな子供がいる家庭では、家族から細菌がうつる場合がほとんどです。

子供の歯の健康は、親のちょっとした配慮で左右されます。

細菌を増やさず、口の中をいつも清潔にするには?

毎日のケアと、歯の定期健診などで、口の中をケアすることが大切です。

あわせて、自分の健康管理も重要です。

  1. 基本は歯磨き:毎日歯を磨きましょう。正しい歯の磨き方を歯科医院などで指導してもらうのもおすすめです。
  1. 定期的に歯を検診:定期的に歯科医院で検査すると、ケアの向上、歯周病、虫歯の早期発見につながります。またプラーク、汚れなども除去してもらえます。
  1. 食事中に食器類を共有しない:スプーン、皿、箸などを共有するのは出来るだけ避けましょう。
  1. 料理は最初から取分け、直接箸を入れない:複数で食べる鍋料理や大皿料理では、取分け用の皿と箸を使いましょう。自分が使っている箸で、鍋や皿から料理を取らないようにしましょう。
  1. 歯ブラシは定期的に交換し、他の歯ブラシと離して置く:歯ブラシは細菌の温床になります。月1回交換するのが理想的です。歯ブラシを共有する、相手の歯ブラシとくっつくような置き方はやめましょう。
  1. 禁煙する:喫煙は体、口の中を血行不良にします。免疫機能も低下させ口の中の環境も悪くなります。出来るなら禁煙しましょう。
  1. ストレスの解消:ストレスも血行不良、免疫機能低下の原因になります。また生活そのものが乱れ、口の中や歯のケアも行き届きにくくなります。
  1. 食事を見直す:糖分が多いもの、やわらかい食べ物は細菌が増え、プラークを作りやすい環境にします。栄養の偏り、食事の時間が不規則な方は、体全体が不調になりやすいため、口の中の環境も悪くなります。
  1. 糖尿病・妊娠中:免疫機能の低下、ホルモンバランスなど体の影響が大きい変化は、歯周病のケアがとくに重要です。歯磨きはこまめにしましょう。

歯周病がうつるのを防ぐには、自分でできることと、家族やパートナーの協力が必要なことがあります。

どんなことも、一人でするのではなく周囲に協力してもらい、日々のケア・治療に専念しましょう。

 

歯科医院で行う歯周病の検査・治療

歯ぐきが腫れる・出血する・口臭がきつくなった・痒い・歯が動くような気がする、といった症状や違和感がある場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。

歯周病の原因菌が、誰かにうつる可能性も高くなりますから、歯周病の疑いがあるときは歯科医院で検査してもらいましょう。

検査方法

  • 歯周ポケットの深さを調べる(ポケット検査)
  • レントゲン検査
  • 歯のぐらつきを調べる(動揺度測定)
  • プラーク検査

このような検査を行い、歯周病の進行度を検査します。

治療方法

  • スケーリング/ルートプレーニング:口の中のプラークを専用器具で除去します。
  • 抗生物質の服用:口の中の細菌を減らします。
  • 手術:プラーク除去や薬物治療だけでは難しい場合、歯槽骨の整形、インプラントなどの治療が必要になります。

手術は、症状や進行度合いで、最適なものがあります。

自分が納得できるものを、選択しましょう。

 

まとめ

歯周病は、自分もつらい病気ですが、相手にうつることも考えると深刻になってしまいます。

ですが、うつるリスクを軽減することも可能です。

自分のため、そして家族やパートナーのために、日々のケアを欠かさないことが相手を大切にする方法でもあります。

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